yadoicon.png YADOKARI TOKYO 15

「PRIMITIVE ACT」

会期:2015年6月28日(日)

時間:15:00~20:00

会場:itadaki BLDG.
住所:〒104-0043 東京都中央区湊 3-5-2


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【参加アーティスト 】

新井 麻弓、佐藤 琢巳、しばた みづき、中井 伶美、松縄 春香

【企画協力】

ヤドカリトーキョー、スタジオ仕組

【概要】

本展では1日という短い時間の中で、それぞれのPrimitive Act = 基礎動作・原始行動をどのように捉え表現しているのかを表出させることを目的としていた。
果たして私たちのPRIMITIVE ACTは何に成り得たのか。

【新井麻弓】
空間に張ったラップフィルムに鋭利な鉛筆で穴を開ける音をコンタクトマイクで拾い、その音をスピーカーで流すパフォーマンスを行った。
その音は心音宛らに心地よく、またコンタクトマイクと穴を開ける場所の位置関係によって生まれる音の違いは、聞いていてまるで音楽を聴いているかの様である。
【佐藤琢巳】
和紙に霧を吹き付け、壁や床に叩き込んで版画を刷る公開制作を行った。
和紙と水だけを用いて、会場となった空間に少しずつ白い皮膚が張られていく様な美しい侵食は時間が経過するごとにその美しさが増した。通常は張り込んだ和紙が乾いた後、剥がしとったものが版画となる。和紙が濡れた状態から乾いていく間の白の変化もまた、美しい。
【しばたみづき】
その場にある土(土地)を水で練り、つぼ状に成型してそれを観察する実験を各地で行っているが、今回の空間には土がない。土がない代わりに、まだ内装工事中だったこの建物には廃材やゴミが残っていた。それらを細かく砕き、水で練って土としてつぼをつくった。密度や粘り不足でつぼの自立が難しく、結果すぐに壊れてしまったが、その状態までが実験の一部始終である。
【中井伶美】
和紙に糸を通し続けた作品を常設展示した。
一針一針縫い続ける行為の集積は、一見平らなものに見えて、その実様々なモノを含んでいる様に見え、繰り返す行為における呪術的な側面を呼び覚ます。近付いて見るとさらにその行為が強く人を魅了する作品である。
【松縄春香】
身体表現としてのダンスパフォーマンスを3公演行った。「a lightning room」~ カミヒトエ ~ act 1 black (15:30~ )/act 2 white (17:00~ )/act 3 red (18:30~ )。時には周りの動きに合わせて動いたり、その空間を上手く利用してのパフォーマンスは、ダンサーの身体がその入れ物だけに留まらず、それを囲む空間にも及ぶことを想起させる。act3 redでは、不思議な音の笛が登場し、更なる空間の広がりを見た。

【展示風景】

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